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国際郵便書留の調査請求に対する「嘘」回答と受領サイン請求

4コマ


国際郵便の荷物の追跡情報が更新されない、一向に届かない時に調査請求を提出しますよね?

ちなみに調査請求については過去の記事参照
eBay輸出で国際郵便の荷物が届かない時の対応 (2)調査依頼書の提出方法について

その調査請求の回答書で「○月○日にお届け済み」と回答があったのも関わらず、実は届いていなくて荷物が返送されてきた件についてです。

そして、国際郵便の書留の配達証(受領サイン)の請求について郵便局の本部の方に突っ込んで聞いてみたことも併せて記事にしておきます。

 

 

時間軸と経緯/詳細

2017年 / eパケット / 発送先国:コスタリカ (Costa Rica)

4月3日 :日本より発送

4月27日 : 追跡情報が更新されないため調査請求書を郵便局に提出

6月1日 : 調査請求書に対する回答書 (4/28に相手先にお届け済み)

7月18日 : 荷物が返送されてきた

 

上記の状況から言えることは調査請求に対する回答が「嘘」もしくは「間違い」であったことが確定しました。

今までも「この回答書は嘘くさいなあ」とかいうものは結構ありました。

しかし、今回のケースでは明確な間違った「嘘」回答をしていることが証明されている点では衝撃です。

 

もちろん、日本郵便に悪意はないのは理解しています。

彼らはただ単にコスタリカ郵便局の回答があったのでそれを持って報告しただけでしょう。

ただ、イチえもんを信じて購入してくれた人に「海外発送は荷物が遅れたり、紛失したりするのは仕方ないことですから、ハッハハハ」と簡単に済まそうとは思いません。

お客さんはイチえもんを信じて購入してくれ、待っていてくれたのです。今後のことも含め真相を追求するため郵便局に今回のことについて突っ込んで聞きました。

 

 

 

郵便支局の担当者の回答

これは差し出し郵便局、つまり市の郵便支局の担当者に電話し話したことです。

まず、今回のケースにおいて

  • 追跡情報は一度も受取人に届けようとされた形跡、つまり不在通知(notice left)がないこと
  • そして調査請求の正式な回答で「お届け済み」になっていたのに実際には届けられていないこと
  • しかも,それから1ヶ月半後に返送してきたこと

についてどうなるのか?と漠然と聞いてみました。

 

日本国際郵便と相談して折り返し連絡とのことになりましたが、結局、送料は書留料金含め全額返金ということで落ち着きました。

まあ、一度も配達した記録もなく調査請求の回答も嘘であれば、送料全額返金は当たり前ですね。

こちらとしては全く腑に落ちませんが。。

ゼロに戻っただけなので。

 

 

この件、つまり誤回答について再調査請求を提出しどういう経緯でこうなったのかを調査してもらうことになりました。

もちろん、コスタリカからの回答などないでしょうね。。

なので「回答ありませんでした、すいません」待ちみたいなもんです。

万が一、回答があれば記事最下部にてP.S.とつけて付記します。

配達証(受領サイン)の請求について

今回で確定したのは調査請求の回答で「お届け済み」とあっても間違っている場合があるということ。

つまり、下記のような矛盾した状況が生じるということです。

  • 受取人は「受け取っていない」と言っている。
  • 調査請求の回答は「お届け済み」とある。

この場合、どちらかが嘘を言っていることになります。

間に挟まれたイチえもんとしては「受領サイン」でしか真実が確認できません。

受取人の受領サインが出てくれば「配達したことを」信じれるし、受領サインがなければ確定ではないな、と。

 

なので国際郵便を書留発送した時の受領サイン請求について日本郵便の相談窓口に電話して聞いてみました。

悪評が多い「お客様サービス相談センター」に電話しました。

案の定、こちらが突っ込んだ話をすると「少々お待ちください」と1分ごとに待たされ曖昧な返答を繰り返されることに。。

対応が少し変わったのはこちらが「客商売で月に送料15〜20万円くらい海外に書留発送してるので国際郵便約款の正式な解釈について確認したい」と言ったら、「そうしましたら正式に本部の担当の者からお電話を差し上げるようにします」と言われた。

 

 

日本郵便本部の担当者とのやりとり

前述の流れで郵便局本部の担当者と名乗る方に下記のように問答をしました。*15分くらいの会話から抜粋してます。

 

Q  : 国際郵便の書留発送の場合、差出人は受領サインを請求できるのしょうか?

A : 受領サインの請求いただくことは可能ですが、提示できるかどうかは相手国先次第になります。

Q : 相手国次第ということは提示できない場合もあるということだと思いますが、今回のケースのように受取人は「届いていない」と言っていている一方で、調査請求書の回答は「お届け済み」とあった場合、差出人である私はどうすれば荷物が本当に到着したかどうかの確認ができるのでしょうか?

A : 再度、調査請求書を提出いただき、その際にメモとして「受領サイン要求」と付けてもらえば相手国にそれを伝えるようになっています。

Q : それで相手国は「受領サイン」を送ってくれるということでしょうか?

A : 相手国側によります。

Q : つまり何度請求しても相手国が受領サインを日本郵便側に提示しない場合もある、ということでしょうか?

A : そうです。

Q : その場合はどうなるのでしょうか?

A : そのケースについては、そのケースが起きた状況などを持って対応しますので、今どうするかをお答えすることはできません。

Q : しかし、書留では受領サインを必ず貰って荷物を渡すことになっているのですよね?

A : そうですね。

Q : 差出人としては郵便局が受領サインの提示もできない状態で「荷物は配達した」と主張されても納得できませんよね?

A : そうですね。

Q : それで受取人は届いていないと言っているが、調査請求の回答は「お届け済み」、しかし受領サインは提示しない、となった場合に賠償請求となったらどうなるのでしょうか?私としては受取人、つまり購入者に返金するかしないかを判断しなくてはいけないのですが。。

A : その場合はどうなるかは今お答えできませんが、賠償請求が通るケースが多いとは思います。

Q : なるほど。。。あとお聞きしたいのは受領サインの請求については国際郵便約款に記載がありませんがなぜでしょうか?

A : なぜ記載がないのかはお答えできませんが、約款に記載がないのでケースバイケースの対応になる、ということになります。

Q : しかし普通に考えれば書留は紛失補償なんで差出人が受領サイン請求をする権利はあるはずですよね?

A : 請求することはできますが、「相手国の郵便局が受領サイン提示を拒否すれば日本郵便としては提示できません」としかお答えできません。

Q : はあ。

※受取通知ARについてはコチラ
注意:受取通知と受領サインは別物です。この記事中の受領サイン(配達証)とは書留発送の配達時の受取署名です。
 

 

 

まとめ/総評

以上のような感じでした。

核心をついた答えはしない、というような方針ですね。

 

日本郵便としては国際郵便の書留の受領サイン提示については宙に浮いた状態で運営している、ということですね。

つまり書留郵便、保険付きの郵便なんで「荷物を渡すときには受領サインは貰うことで配達したこと」になりますが、受領サインを差出人に提示できるかどうかは相手国側の郵便局の対応次第、ということしか言いませんでした。

イチえもんの推測ですが、受領サインを提示できないのにお届け済みというケースについては、こちらが突っ込めば「届けた証拠がない」ということになって紛失扱いで賠償請求が通ると思われます。

それについては、日本郵便も頭の痛いところでしょう。

なので「おおっぴらにそれを認めない」けど「法律上は届けた証拠がない」という状態であることを認識していると思います。

弱腰の客には泣き寝入りするように言葉巧みに誘導するが、突っ込んで本質を突いてくる人間には対応する、ってとこかな。

保険業務ってのは多かれ少なかれそう言ったグレーゾーン、弱肉強食で成り立ってるんやなあ。。

かなり無理がある状態で運営しているとも言えるので対応する局員には同情するくらいですが、自分のシステムを整備することもなく、それについてのきちんとした説明もすることなく、最終の負担を客側に押し付けようとする姿勢は気にくわないですな。。

 

皆さんも今回のイチえもんのケースのように受取人は届いていないと言ってるのに、調査請求の回答はお届け済みであれば受領サインの請求をしてみたほうがいいでしょう。

相手国の郵便局が調査請求の回答で「嘘」回答をしてきている場合もありますからね。

 

 

 

それではまた〜〜

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コメント

  1. 助けてください より:

    こんばんは。
    以前もご教授いただいた者です。
    現在も一件郵便局の対応にイライラしている状態で、
    是非アドバイスをいただけたらと思い書き込ませていただきました。

    カナダ宛の小型包装物書留付きが”宛所あらず”を理由に返送されました。
    受取人に確認したところ、住所も間違いなく引っ越しもしていません。

    調査請求を提出して一か月後、「返答がないのでもう一か月待ってください」と。
    受取人を待たせれないので次の日、EMSにて再配送、お届け済みです。

    計2か月と一週間が過ぎ、ようやく返答なしのため料金返還の連絡をいただけましたが
    返金は送料の部分のみ。
    書き留め代は返金対象ではありませんでした。

    以前破損で受け取り拒否の為返品されたことがあり、損害賠償していただいたときに言われたのが、
    「書留代はオプションなので。。。」と。

    その時は無理やり納得しましたが、今回は届けようともしていないのに何で?です。
    今回は当然全額返金だと思っていましたので納得できません。

    イチえもんさんと近い内容かな?と思いまして。。。
    何故書留代まで返金していただけたのか、アドバイス等いただければ心強いです。

    因みに、最終的に損害賠償をする決定は誰が決めてるんでしょうか??

  2. イチえもん イチ夫婦 より:

    助けてください さん

    コメントありがとうございます!
    まず今回いただいたご質問に関して、私も以前同じケースがありました。
    そしてその時も「書留代も含め全額返金してもらっています」が答えです。

    コメントにも書かれている通り郵便局側のミスにより本来すべき事をせずに返送してきている、つまり支払った金額の仕事を放棄している、荷物を出していないのと同じ状態になっているので全額返金が本来ではと思います。

    確かに書留はオプションであり、紛失など通常の損害賠償時には支払われません。
    (紛失などで「補償をしてもらう権利を得る為」の書留410円なので)
    しかし、今回は本来のオペレーションが行われてない以上別案件。
    納得出来なくて当然です!
    窓口の方では話にならない場合がありますので、一旦郵便局のお客様サービス相談センターに一度相談するか、本局で窓口の局員さんより上の方を出してもらうか、国際郵便局(国際交換局)に直接電話して聞いてみてもいいかもしれません。
    (※『ウィキペディア 国際郵便』に全6カ所の国際郵便の名前が出ています)

    そしてこの記事の件に関しては「私側に落ち度はなく」、「回答書の嘘回答」かつ「一度でも届けた」という証拠が無い以上通常のオペレーションは行われておらず、郵便局側の落ち度であるという判断のようです。
    普段何か起こったらすぐに国際郵便担当の方に相談してるのでスムーズに話は進んでくれます♪(○´∀`○)

    こういった判断は最終的に誰が決定しているのかハッキリは分かりませんが、私の場合は国際郵便担当の方と話して決定しています。
    アウトの場合は「上から指摘がありまして…」と言われる事もありますが、そんなに指摘される事はありませんw
    一応損害賠償請求の用紙に局長のハンコを押す所がありますが局長が全部を確認しているかは不明です。

    参考になれば幸いです。

  3. 助けてください より:

    早速のご返答ありがとうございます。
    現在郵便局と交渉、確認してもらっていますが、郵便局としてはほぼ一律書留代は返さないみたいです。

    国際郵便局に直接問い合わせると、返金料金は出された郵便局によるのでそちらで聞いてくださいと。

    別の郵便局に聞いてみると、カナダまでは届けて、何らかの理由があったにしろ返送している時点でそこまでの輸送料はかかっているから返金されない。

    もう一度調査請求を出して返答を待ってはどうか。
    その際、書留では届かないけどEMSだと届いたのはなぜかを問い合わせてみては?と言われました。

    単純なことなのにこんなにも手間取っていること、そしてこのまま泣き寝入りさせられそうで歯がゆいです。

  4. 助けてください より:

    度々失礼します。
    先ほど連絡があり、書留を含む全額返金していただくことになりました!!
    どういったいきさつがあったかは分かりませんが、無時終了です。

    イチえもんさんのアドバイスがあったので自信をもって対応できました。
    ありがとうございました。

  5. イチえもん イチ夫婦 より:

    助けてください さん

    結果報告をありがとうございます!
    そして、色んな所への確認もお疲れ様でした。
    書留分も含めて全額返金になって良かったです(^^)

    郵便局は全体でキッチリ統一されずにアバウトな情報のもと個人個人が動いているので、今後も納得がいかないことがあれば今回のように各方面に確認することをお勧めします。

    上手くいって本当に良かったです。
    少しでも力になれたのであれば嬉しいです♪
    お疲れ様でした!