こんにちは、レイです。
集荷見直しの件がようやくWebニュースになったものの一般の人が「郵便物の集荷廃止」って聞いたら『郵便局は集荷を一切しなくなるんだ』って勘違いしちゃうんじゃないの?と危惧する昨日今日です。
さて先月『国際eパケットライト:配送方法は「SAL便扱い」ではなくなった。』という記事の中に補償に関して1つだけ書いていましたが、追記があるので改めてこちらで補償に関しての記事として独立して記しておきます。
Q、国際eパケットライトに関する補償とは?
A、送料(配送)に対する補償が2つだけあります。
あくまでも送料のみに関しての補償であり荷物そのものに関しての補償は一切ありません。
荷物にも補償が欲しい場合は「国際eパケット」などの書留付を選んで下さいね。
それでは送料(配送)に対する補償とはどういったものなのか。
「荷物が紛失」と「荷物の配達が遅延」した場合の2パターンを紹介します。
なお「荷物の配達が遅延した場合差額が支払われる」の情報は前回も情報を下さった名無しAさんが教えて下さいました。
詳しい検証が遅くなり前回一緒に紹介出来ず大変失礼しましたm(_ _)m
それでは補償2パターンはこちらです。
[1] 荷物が紛失した場合
荷物の紛失があった場合で日本郵便に責任を負う理由で何かあった場合に限り
送料全額返金 (郵便料金+国際特定記録)
されます。
それにあたる国際郵便約款はこちら。
p30 第4節 料金の返還 第51条 7の2
ここで書かれている『国際特定記録』=『国際eパケットライト』のことです。
この一文は国際eパケットライトの為の追記として国際郵便約款に加わったものです。(2017年10月1日から施行)
参考ページ:国際郵便約款新旧対照表
http://www.soumu.go.jp/main_content/000504526.pdf
「未着」で調査請求書を提出し『踪跡不明です』との回答が宛名国より届いたら送料全額補償という流れになります。
国際eパケットなどでは荷物が紛失してしまった時は「書留代410円」は戻ってきませんが、今回の国際eパケットライトの場合は「国際特定記録代370円」含めて送料全額補償です。
正直謎ですw
[2] 荷物が遅延で届けられた場合
荷物があまりにも遅く届いた場合には
船便との差額が返金されます。
(自然災害・税関など不可抗力による場合は除く)
遅延に関する国際郵便約款の条文はp29
第4節 料金の返還 第51条 4
「国際特定記録」との記載はありませんが『SAL扱い』という所に国際eパケットライトが対象になるようです。
一応日本国内はSAL扱いですしね。
(こちら国際郵便を担当して下さってる局員さんにぐいぐい確認した所上記条文が遅延時の条項であると教えてくれました。)
とはいえ、国際eパケットライトは海外では航空扱いでしょ?SAL扱いじゃないよね?となったとしてもその場合は
国際郵便約款p29
第4節 料金の返還 第51条 3
こちらの条文が対応してくれる…のを期待しますw
なおどれぐらいで「遅い」のかというのは、あくまでも私と利用郵便局の間ではになりますが「発送日より35日〜40日以上経過して届いた場合」が目安です。
それくらいかかった時は『遅延』の調査請求書を提出して様子見している感じです。
宛名国が「遅延しました」と認める場合 or 日本の郵便局側が「これはお届けまでに時間がかかり過ぎなので遅延と認めます」となると差額が返金されます。
この辺の加減は正直各郵便局によって対応がまちまちです。
郵便局HPにある「お届け日数表」はあくまでも『目安』ということで郵便局側にとって都合の良い解釈をしてきがちです。
(あくまでも目安だからそれより遅くなることもある…といった感じで「eパケットで2ヶ月かかっても海外のことだから仕方ない」みたいな)
もし郵便局側と遅延や賠償に関して交渉する際は本局に直接交渉することをオススメします。
上記にも記載していますが、税関で引っかかって止まってしまった場合や一度配達後(連絡後)郵便局内で保管されている時間は対象外です、お気をつけ下さい。
お届け済みまでが遅すぎて困ってる方よかったらお試しあれ♪
なお遅延届けが遅延と認められるまでの流れは下記です。
[追跡でお届け済みの日が分かっている場合]
1、追跡番号でお届け済みになっている日にちを確認
↓
2、(うちの場合)35日〜40日以上過ぎていれば、調査請求書の「遅延」にチェックをつけて、他必要事項を記入し郵便局に提出。
↓
3、調査請求書の回答を待つ。
↓
4、回答で遅延と認められたら返金の為の書類が渡される。
↓
5、書類を提出し後日口座に振り込まれる。以上。
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[追跡が途中で終わりお届け日が分からない場合]
1、調査請求書の「未着」にチェックをつけ、他必要事項を記入し郵便局に提出。
↓
2、調査請求書の回答を待つ。
↓
3、回答書が届いたらお届け日をチェック。
↓
4、(うちの場合)35日〜40日以上過ぎていれば、調査請求書の「遅延」にチェックをつけて、他必要事項を記入し郵便局に提出。
↓
5、調査請求書の「遅延」にチェックをつけて、他必要事項を記入し郵便局に提出。
↓
6、調査請求書の回答を待つ。
↓
7、回答で遅延と認められたら返金の為の書類が渡される。
↓
8、書類を提出し後日口座に振り込まれる。以上。
ただ上記にも書きましたが遅延と認められるか認められないか、この辺の加減は正直各郵便局によって対応がまちまちです。
いくらこちらが正論を言っても聞き入れない郵便局もありますので、自分にとって交渉する・諦めるのどちらがメリットがあるか考慮の上本局と交渉されることをお勧めします。
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