メキシコは国際郵便とクーリエで通関のルールが違うと考えたほうがいいですね。
国際郵便の通関検査はかなり緩いのですが、処理に長い時間がかかる場合があります。
クーリエは早いのですが通関は厳しくなります。
通関が厳しいものとして代表的なものは電化製品と液体です。
共に輸入が禁止されているのではなく、輸入するためにライセンスが必要です。
ライセンスがない場合は輸入者が通関の代理人を雇って通関させる必要があります。
通関できなかった場合、基本的には返送されます。
また、月間の輸入限度額があり、この限度額を超えている場合もライセンスが必要です。
ただし、年に4回ほど輸入限度額が緩和される時期があります。
国によっては通関できなかった荷物を破棄することはあります。
国際郵便では問題なくとも、クーリエでは返送出来ない場合があります。
もしくは、現地での税と通関手数料を支払い、現地からの輸出のための書類を通関士に依頼して作成、すべての費用を支払えば返送できる場合もあります。
通関前の破棄だと輸入が禁止されている商品、申告との相違による密輸扱い、コピー商品の疑い、ワシントン条約に関係するもの、権利等に係る輸入差し止めなども考えられます。
税関判断による破棄とは違いますが、日本から輸出は出来ても輸入が出来ない商品もあります。
破棄となった理由は確認したほうがいいです。
税関の職員が商品を盗むのはロシアですね。
メキシコだと郵便局員が盗んだり、マフィアの襲撃でトレーラーごと盗まれるとかがありました。
クーリエの通関は拠点に派遣されている税関職員が行っていることが大半で、監視カメラも作動はしています。
通関作業が原因での紛失もありますが、そこは補償もされます。