- このトピックには21件の返信、1人の参加者があり、最後にレイにより2020-10-17 at 17:10に更新されました。
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トピック
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最近色々な所で当該事項に係る情報が出回ってきているので、こちらのトピで共有させて頂きます。
日本郵便は未だ料金改定を実施しておりませんが、Canada PostやRoyal Mailは7月から既に料金改定を実施しております。RMはアメリカのみ新地帯として扱っています。これまでZone 1だったアメリカを新たにZone 3として切り離し、各重量を35%程値上げをしておりますね。イギリス-アメリカ間は物理的にそこまで遠くないですが、最高値になります。英語になりますが、ソースはこちらになります。
以下私見になりますので、ご参考までに。
昨年のUPU臨時総会での決定事項はSelf-declared Rate(国際郵便自国受入レート)を今後認めていくということでした。恐らく現段階で設定しているのがアメリカのみのため、日本郵便も全体的に見直すのではなく、ひとまずアメリカだけ切り離して対応するかと思います。
しかし、今後国際郵便での輸入により、国内産業がダメージを受けている、または自国郵便事業体が国際郵便の配達料金が安すぎて赤字で苦しんでいる国はアメリカ同様に自国受入レートを設定していくことになるでしょう。
値上げ対象は主にLetterとSmall Packetのため、越境ECで利用頻度の高い小型包装物、eパケ、eパケライトは間違いなく値上げ対象です。RMの国際小包(船便)は値上がりしていないので、もしかすると国際小包は上がらないかも?EMSもSmall Packetという扱いではないので、現段階では不明です。
日本も中国同様にアメリカへの国際郵便料金が非常に安い国です故、元々お高めのイギリスやカナダ以上の値上げになるかもしれませんね。特に日本の場合、重量が50gから始まり、100g毎に小刻みに設定されているものもあるため、軽量帯についてはちょっと怖いですね…50~60%くらい上がりそうな予感がします。比較的重いものでも40%前後アップでしょうか。
こちら4月に米国郵政規制委員会(Postal Regulatory Commission)が発行している公文書ですが、3ページ目に自国受入レートが$3.953/kgと記載されております。
どう捉えるか次第ですが、私はPackage毎に賦課されるものと見ております。現在米国向け小型包装物(AIR)が100gで240円になりますが、こちらは大きく分けると①内国送料(日本郵便取り分)、②航空輸送料(旅客機取り分)、③外国送料(USPS取り分)で構成されています。もし③が前述の$3.953/kgになった場合、①と②を加えると倍増は間違いなさそうな気がします。
長々と駄文を失礼致しました。当該事項に関する日本語のソースがゼロのため、英語でググったほうが色々と見つかるかと思います。